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旧制18回生クラス会

2010年02月24日(水)

花房昭靜(旧制18回)


 私達は、1952年春の卒業であり、一昨年はその50周年に当り、大阪で記念の会を催し、12名が集って祝いました。その時翌年は広島で集まろうということになり、私が世話役を仰せつかりました。そこで昨年は、安芸の宮島で錦繍を賞でようと、11月10日にその対岸の安芸グランドホテルに宿泊し、11日に厳島神社などを観光することにしました。参加予定はもっと多かったのですが、体調の不良や所用のため来れなくなった人があり、参加は7名となりました。(写真、左から、前列、大塚、近松、清川、後列、筆者、栗岡、濱田、早野の諸氏)
それぞれに広島市内の見学をし、また、旧海軍の学校に在学していた方々は、江田島の旧兵学校や徳山の特攻魚雷「回天」記念館などを訪れた後、ホテルに夕刻集合しました。夕食会では、一室を借り切って、酒どころ広島の各種銘酒を嗜みながら、学生時代を懐しみ、現役生活を回想し、世相を批評して将来を展望するなど、談論風発し誠に楽しい宴席でした。部屋に戻っても盤上で黒白を競うなど、深夜まで賑やかに過ごしました。
翌朝、JR連絡船に乗り朱塗りの有名な大鳥居(明治8年建立、高さ16m)の前を通って宮島に渡りました。そこは、昔日本三景の一つに挙げられ、今世界文化遺産に登録されている史跡名勝の地です。島では、観光協会の美人ガイドの久保河内さんの出迎えを受け、その説明を聞きながら1時間余り散策しました。説明の一部は次のようなものです。この島は、神を斉く(いつく、身を清めて神を祭る)島であるということから、伊都岐島とか厳島と呼ばれていて、宮島になったのは比較的新しい。島そのものがご神体でもあって、墓はつくれない。厳島神社の杜殿や塔など20棟のうち6棟が国宝である。祭神は女性の3柱であって、回廊に沿った客殿に男性の神5柱が祭られている。本殿と大鳥居の距離は、108間(ケン)であり、各所に佛教思想がとり入れられている。本殿前の高舞台で舞楽が演じられるが、四天王寺の舞楽と関連が深い。その舞台の左右の狛犬には雌雄の別があからさまに示されている。数年前から春秋の大潮の満潮時には床上まで潮が上り、回廊の床板が浮き上る。などなど。
ガイドさんと別れた後、弥山の山麓を大聖院から紅葉谷へと進みましたが、残念なことに、前月に寒い日があり楓の葉の多くが紅葉する前に枯れ落ちて、もみじ狩りと洒落ることはできませんでした。五重塔、千疊閣、古い町の中、土産物商店街などを見学し、「かき丼」の書食をすませて、JR宮島口へ戻り、思い出を胸に各自家路につき、解散しました。
私たちクラスの会員には、今でも何人かは専門分野での研究所を開設していたり、専門の著作活動を盛に行っています。そのほか、大原君は以前に紫綬褒章と立派な勲章をうけておられますが、昨年には岡田君が学士院賞を受けられました。誠におめでたいことであります。なお、クラス会は本年度大阪で開く予定になっています。

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