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林雄二(新制化1回)


 1953年卒の私達<五三会>は毎年初夏に例会を行っていますが、平成16年の会を宗像君と矢野君の世話で、5月27・28の両日に開きました。参加者は関東からの3名を含めて18名(河波、北村、栗田、河野、堺谷、菅江、関ロ、高科、出垣、鳥飼、中島、林、深田、福井、宗像、矢野、由井、吉田信男)。
 初日は高槻市にある<JT生命誌研究館>を訪ねました。お願いしていた中村桂子・館長が急用でキャンセルになったので、吉川寛・顧問(阪大名誉教授)が代わって講話をして下さいました。話はDNAの二重ラセン構造から始まりましたが、Watson-Crickがこの構造を発表したのは、丁度私たちが理学部を卒業した年に当ります。1時間以上に及ぶ最新の分子遺伝学の話を聴いてから、現物中心に展示している館内をガイド付きで見学し、日頃遠ざかっていた科学の世界で有益な時間を過ごしました。
 その後、近くの撮津峡にある温泉料理旅館へ移動し、有名な蒸し風呂で入浴して汗を流してから会食が始まりましたが、酒食も進み大いに盛り上がり、参加者全員が近況報告をして旧交を温めました。丁度時期も良く、日暮れ後の旅館前の谷川でかじかの声が聴けたのは思いがけず素晴らしい収穫でした。そう言えば、この旅館の名前は<かじか荘>でした。
 翌日には阪急電鉄で大山崎へ移動し、<大山崎山荘美術館>で立派な建物と美術品を楽しんだ後、近くの<サントリー山崎蒸留所>を見学しました。サントリーではウイスキーの試飲も楽しみましたが、中庭では佐治敬三・元会長の銅像にお目にかかりました。誰の作か忘れましたが、とても立派なもので大先輩の風格がよく出ていました。
 会員の殆どが既に現職を退いて時間に余裕も出来ていますし、関東在住者の間では既に忘年会が始められていましたので、「年に一度と言わず年末にも」と、2年前から関西地区でも忘年会を持つようになりました。昨年は12月8日タに前回と同じノボテル甲子園へ13名が集まって、楽しい一タを過ごしました。今年の例会は出垣君が幹事になって東京で開くことになっています。

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