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新制6回同窓会2012

2013年01月25日(金)
西村 寧(新制6化)

 新制6回化学科同窓会“ばけだす例会”は毎年の開催を重ね,今年(2012年)で26回を数えることになった.今回は幹事の戸井浤二さんの企画で,横須賀~横浜を会場として5月17~18日に開催された.

 昼過ぎに横浜駅に集合し京急線で横須賀に向かった. “横須賀軍港巡り”の45分クルージングが目的である.現役戦艦を間近に見ることができる“唯一のツアー”とのふれ込みである.出港して間もなく,グレーの戦艦や黒い潜水艦が次々に現れた.最新鋭の装備を備えたイージス艦,巨大な原子力空母ジョージワシントン,ソマリア海賊対策から帰ったばかりの護衛艦,東北大震災で活躍した自衛艦などを目の当たりにすると,TVニュース画面の向こうの世界が目の前に現実として迫ってくる思いがした.

 次いで,横文字看板が溢れて基地の街の様相の“どぶいた通り”を経由して,“三笠公園”に向かった.ここにはかっての戦艦三笠が展示されていた.先程見たばかりの最新鋭の戦艦とは100年余ギャップが明白であるが,周辺諸国との関係は随分オーバーラップして見え,背筋を冷たく感じたのは私だけではなかろう.今の時代に即した賢明な知恵が求められるとの感を強くした.

 夜は三浦海岸に面した大きなホテルでの会食となった.久しぶりの顔合わせに話は尽きない.学生時代の武勇伝,先生方の思い出,時が経つ程に,三々五々自然発生グループでの議論・歓談などなど,遂にはオペレッタの一場面を美声で熱唱する人が現れ,いつもの同窓ならではの気兼ねない雰囲気が盛り上がった.二次会を切り上げた時は深夜0時を過ぎていた.

翌日は6時45分から朝食というスケジュールである.年の功というべきか,早起きを苦にする人は少ない.全員余裕で朝食を済ませて横浜バスツアーに向けてホテルを出発した.

横浜を半日で効率良く見ようという企画である.目玉は“三渓園”であった.一服の抹茶を頂いた後,散策に移った.江戸~明治の多くの重要文化財指定建造物が,5万3千坪の広大な敷地の自然の地形や樹木の中に絶妙に配置されていた.改めて,時間を忘れて訪れたい所であった.

写真は宴会後の一枚である.今回参加は14名(翌日1名参加)とこれまでの最少となった.体調不良で欠席というケースが増え気味なのは気がかりである.今年喜寿を迎えるという年齢を考えれば自然の成り行き,とは考えたくない.年を意識しないのが老けない秘策である.来年はプロ級の解説付き“奈良寺院巡り”が企画されている.一人でも多く体調を回復して参加者が増えることを願って止まない.(完)

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