今井滋郎 (新制4回金子研)
前年の富士山麓周遊につづいて6回目の一泊旅行は、10月23、24日に伊勢志摩に出掛けた。 関東、九州からも3名参加の総勢15名は、まず志摩の賢島に午後集合し「エスパーニャクルーズ」のエスペランサ号で英虞湾を一周した。ついで合歓の郷の保養地のサントリー・サンロッジにチェックインし、夕方の「合歓の郷」園内を散策したり、パターゴルフに興じたりし、展望の効いた「潮騒の湯」で体をほぐしたあとサンロッジで宴会。 活け造りの舟には、10月解禁の伊勢えびやアワビなど志摩ならではの美味が満載。酒量はほどほど、TVの巨神戦延長でなかなか床に就けない。
翌朝は、超水族館を標榜する鳥羽水族館から始まる。目玉のジュゴンの大水槽やイルカショウを楽しんだ後、インターネットで選んで予約しておいた店では鳥羽湾で獲れたての魚に舌鼓。舌もお腹も満足したグループは、次に伊勢志摩スカイラインを通って内宮へ。バスは日に2本の定期便ながら他に客のいない専有状態で、ツアーの最終地に向かった。 お伊勢さんでは70路の年並みに殊勝らしく拍手を打ち、大杉木立の中にしばし身を置いたあと外宮に廻り、2日間とも快晴に恵まれたツアーは宇治山田で解散となった。
今回のツアーの特徴の一つは、大阪、名古屋からの近鉄特急、域内電車・バス、施設の入場、乗船すべてフリーパスの9,300円のパスポート“まわりゃんせ”を各人で買って参加してもらい、マイクロバスを使わず費用が大幅に節約できたこと。二つ目は、3人の世話人が始めに2回集まっただけで、あとは当日までの4カ月間に百通を超えるE-メールで相談し、時刻表、地図、店の検索も全部パソコンの世話になり、下見もなしのインターネット企画であったことである。6割の人がアドレスを持ち、アンケートから案内までの郵送費もセーブされ、70才を超えた集団ながら時代を反映したツアーとなった。