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2010年“ばげだす”の例会

2011年03月05日(土)
岩本 晢(新制化6回) 

本年の表題の会は川上、西尾、岩本三人が計画することになり、東京で5月20~21日に開催いたしました。20日ははとバスで観光することにし、まず皇居前では二重橋、楠正成の銅像も見ました。その後外国人観光客が多い「浅草の仲見世」、東京タワーに行きました。視界は良くなかったが、遠方に建築中の東京スカイツリーが見えました。みんなで東京を上から見物できました。
ホテルで夕飯になり、先日事故死した井畑君の回想、葬儀の模様の報告があり、適当に食事して、飲んで、会話して、宴会は終わりました。
翌日は「戦争遺跡を歩く会」の長谷川順一氏の案内で靖国神社を見学しました。大鳥居、さざれ石、大村益次郎の銅像、第二の鳥居、神門、祭儀所、拝殿、更に鳩、馬、犬の慰霊碑も見学しましたが、今次大戦にこんな動物を使用した国があるのでしょうか。偕行文庫、パール判事の顕彰碑も見学したが、極東国際軍事裁判の認識が種々あることも知りました。靖国の祭神になるための招魂斉殿も知り、最後に遊就館に入りましたが、回天、桜花等の兵器には慄然とさせられました。僅か65年前にこんな兵器で戦争をしていたのです。多くの兵器、飛行機、戦車等を見ましたが、虚しく、無謀な戦争で亡くなった多くの方には哀悼の言葉もありません。思い出すだけでも悲しい。
昼食後に近くの千鳥ケ淵戦没者墓苑に行きました。我々の到着の頃に海上自衛隊の将兵200人と楽隊100人が来場し、式典を始め、奏楽もあり、開式と閉式には全員黙祷し、司令官が献花しました。女性の兵士もいました。
この事務所で入手した資料には今次大戦で亡くなった日本軍将兵の地域別戦没者数が240万とあり、国内の戦死者は出てないが、台湾、沖縄、朝鮮、樺太、硫黄島の戦没者は出ており、中国では72万(中国約47万、旧満州約25万)、フィリピンでは52万です。
政府は無宗教の戦没者墓苑で外国からの賓客に献花をしてもらいたいが、これが一向に進みません。靖国派はそんな記念碑には猛反対をするでしょうが、いつになったら日本は靖国問題を解決するのでしょうか。来年の再会を約束して分かれました。


後列:吉川、諸石、吉川、石橋
中列:野崎、戸井、森永、米村、西村、高橋
前列:西尾、川上、岩本、石井、竹内

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