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花房 昭靜(旧制18回)

我々の同期会は、ほぼ毎年1回開催されている。平成22年度は、早野、近松両氏と相談し、11月11日(木)に「大阪大学総合学術博物館、ミュージアムカフェ"坂"」で行った。参加者は、それぞれの都合で個別に、ランチの前後に、博物館の展示を見学した。思い出の多い中之島旧理学部の1階と2階の平面図を見ては、3年次に配属された研究室の位置などから、当時の研究実験やセミナーの様子、友人との討論や談笑を回想し、恩師の写真やご業績の記録からは、恵まれた教育環境で学習できたことに、改めて感謝の思いを募らせた。そのほか、豊中キャンパスを一巡して、浪高庭園や大高の森を訪れた人もいた。
晝食会は、好天に恵まれて緑鮮やかな待兼山麓の"カフェ坂"で簡素に行ない、参加できなかった旧友の返信などから、同期生の現状などについて語り合った。八十路を数年越えた我々の年令では、主題が老いの深まりによる心身両面のいろいろは悩み事になったのは、余儀ないことであろう。一方、専門の分野で小さいながら事業を展開している人、著述や講演を依頼され活躍する人、合唱団のメンバーとして発表会で美声を披露している人、園芸や囲碁のような趣味を楽しむ人もいる。
同期生25名のうち、現在の生存者は約6割であり、その多くは関西在住である。今回の参加者はそのうちの6名であった。(写真、いずれも右から、前列:山部人道、浜田新平、近松啓明、後列:大塚 滋、早野和夫の諸氏と小生)今年も、たとえ少人数であっても、集まることになっている。

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