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開かれなかった同窓会

2001年11月26日(月)
千原秀昭(旧制14回)

 戦後の混乱期に卒業し、化学を続けられたのが不思議なくらいの同窓生一同ですが、それでも落ちつきを取り戻して、折に触れて旧師をお招きしたりして同窓会を開いてきましたが、ここ数年何となく途切れています。本誌から近況の報告を求められて、そのことに気づきました。実は私たちのクラスは化学以外の道へ進んだ人がわりと多くて、シナリオライター(皆さんテレビドラマのテロップでそれと知らずに名前をご覧になっているはず)あり、医者あり、書店主あり、バーの経営者ありと多士済々なのです。裏を返せば、化学でメシが食えなかった時代だったともいえますが、故赤堀四郎先生をお招きした同窓会で、「私たちにはロクに講義もしないでさっさと卒業証書を渡してしまったのは無責任ですよ。それでみんなどれだけ苦労したことか。」とつるし上げ(?)をしたこともありました。赤堀先生少しも慌てず、「それでもみんなちゃんとえらそうに先生をやっているじゃないか。講義なんてしないほうがいいこともあるんだよ」。いろいろ思い出してきましたので、クラス幹事たる者一念発起して、同窓会を招集することにします。卒業したときは35人だったのが23人になりましたが、まだまだ元気です。集合写真がないので、私の近影を小さく載せてください。みんなこれくらいのおじいちゃんになりました。

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